AliExpressに発注した品が届かなかった、という話。それだけならそんなに珍しくはないのだけど、確信犯じゃないかという気がしないでもないので、記録として。
まず、注文した品は、ハンダ付け用のフラックス。
US$0.79、しかも、送料無料というバカ安。他なら数ドルはする。これほど安けりゃダメ元で試してみたくなり発注。
ショップはこうしたものの専門店ではなく、日用雑貨とかファッションとかを主に扱っている店。そう言うとことにもときどき電子部品などが紛れ込んでおり(?)、安く買えたりする。今回のもそんな感じかなと思っていた。
さて、発注したはいいが、なかなか発送されない。販売ページを見に行ったら、ガツンと値上げされていた。
US$2.21だと他のショップと大差ない。まぁ、送料無料なので、その分が安いかな?
しかし、$0.79が$2.21へと大幅値上げされるとは。私が発注したことで値付け間違いに気づいたのかな、とか思ったり。
だとしたら、このまま発送されずに時間切れでキャンセルされるかとも思っていたのだけど、発送通知が来た。無事発送されたのだろうけど、ちょっと妙な感じも。というのは、追跡番号が「LP」で始まっており、これだと国際eパケット扱い(日本国内だと特定記録)のはず。当然、送料は普通便より高いはず。
まぁ、ともかくそのまま待っていたら、記録上はちゃんと配達された。しかし、私の住所とは違うところに…。船橋じゃないって。
「ダメ元」とは思ったけど、それは品質の話。「届かない」は、また別。
品物が届かない場合は、いつもならdisputeするところだけど、今回は記録上は届いたことになっている。そこで、とりあえず売り手にメッセージを入れてみた。
意外にも(?)直ぐに返事が来た。しかし、その内容が…。
ちょっと意味がよくわからないのだけど、要するに追加料金として$2払えば品物を送ってくれるみたい。ご丁寧に追加料金要のリンクまで付いている。が、なぜか、$2ではなくて、$1.50。どっちにしても、先の$0.79と合せたら、今の販売額の$2.21よりも、わずかとはいえ高い。
どっちにしても、その値段だと買うつもりはない。
上のメッセージには払うつもりがなければキャンセルしろとある。
その後、もう少しやり取りしたけど、やっぱりそのまま送ってくれるつもりはないようで、「送って欲しくば、追加料金を払え」とのこと。さもなくば、キャンセルかdisputeすれば返金する、と。
ということで、AliExpressのシステムでdisputeを開いたら返金請求の理由として「パッケージの送付先が間違いました」というのがあったので、これで選択。売り手とのメッセージのやり取りを画像にして提出。
これで、即、返金してくれた。これについては非常にスムーズ。中には、「返金するからdisputeを取り下げてくれ」とか言ってくる業者もあるけど、そういうことはまったくなかった。
後から思えば、値付け間違いに気づいたので品物を発送しないで別の実在する追跡番号を伝えてきたんじゃないかという気もする。邪推?
でも、日本国内で追跡可能な番号を伝えてきたのは親切ではある。普通便だと日本国内での追跡はできないので、すぐにはdisputeできない。Buyer Protection Periodが満了するまで待たなきゃいけない。これが75日とか90日とかだったりするので、返金請求できるのがものすごく先になる。今回は発注から三週間くらいで返金されたので、そこだけ見ればいい方かも。
安いけど、というか、安いからというか、いろんなことがあるのがAliExpress。
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