冬の間に作っておいた1:9バラン(UNUN)。
これをいよいよ出動させて、釣竿アンテナでのロングワイヤを試してみる。エレメントだけは先週のうちに何とか張っておいた。
長さに関しては、以前、あちこち調べてみた。
これらを参考にすると16.2mが「マジックナンバ」の一つのようなので、これを採用。一応、やや長め、17m弱にしておいた。切るのは簡単なので。
給電部はこんな様子。
これは、1:9バランとチョークを入れ、カウンタポイズをつないだ状態。本当は、コネクタまで(二重の)容器内に仕舞う。
取り敢えず、エレメントだけでアナライザで様子を見る(バラン等なし、アナライザのホット側ににワイヤを直結)。
この状態ではさすがにまったくダメ。
1:9バランを入れた状態(カウンタポイズはなし)。給電部から50cm位の同軸でアナライザへ接続。
SWRが下がっているポイントが結構ある。でも、一番出たい7MHzのSWRは良くない(4弱)。
続いて、カウンタポイズとして10mほどのワイヤを適当にパラっと広げた状態で繋いでみた。
概ね変らないが、どちらかと言えば悪化。
次に、コモンモードチョークをかませてみた状態(FT240-43に13回巻き)。カウンタポイズはなし。
あれ?全然ダメ。ひょっとして、CMCがおかしいのかと思って別の(FT240-43に17回巻き)をつないでみたがやはりダメ(RやZが高い位置は変ったけどSWRが高いのは同様)。
カウンタポイズをつなぐ(1:9 UNUN + CMC + カウンタポイズ)。
CMCなしの状況と同じようになった(こちらの方が全体的に悪いが)。
CMCがない場合は同軸などがカウンタポイズ代りに機能しているか。CMCを付けると「逃げ場」がなくなってしまうのだろう。
でも、例えばこちらのサイト、
ここではバラン直下にRFIチョークを入れるようになっている。とは言え、T200-2に10回だとCMCとしては大して機能しないのではないか?試しに計算してみると、7MHzで52Ω、30MHzでも226Ωにしかならない。これではチョークになってないだろう。「トロ活」によれば、伝送路インピーダンスの60倍(50Ωに対して3kΩ)が目安らしいので。
今日はここまで。まだ、同軸を引き込むという大作業が残っている。
余談。17回巻きのCMC、挿したコネクタ(Mコネ)が固くて抜けないので思いっきり引っ張ったらオス側がピンごと抜けた…。安物コネクタはこんな落とし穴があったのか。
続き
コメント
初めまして。
1:9バラン+ロングワイヤでアンテナを作るとの事ですが、
その理論を教えて下さい。
すみません。理論的なことはよくわかっていません。
当時、私が参考にした記事をこちらに集めています。ご覧になってみてください。
https://www.jh4vaj.com/archives/1684