Banggoodからハンドグラインダのレビューをオファーされたので、使ってみた。
ものはこちら。
最初に余談
この手のツールは、ミニルータと呼ばれることも多いし、実際にそういう名前で売られてもいるけど、「ルータ」はこれとは別物で、溝を掘る工具。結構でかい。似たような用途のもうちょっとこぶりなのがトリマ。こちらの記事がわかりやすいかな。
さらにややこしいのがリュータという名称。これは、日本精密機械工作株式会社が自社のハンドグラインダに付けた名称らしい(Wikipedia情報)。ホチキスやインシュロックのように一般名詞化しつつあるのかもしれない(ゼロックスやポラロイドは最近は(一般名詞としては)あまり聞かなくなったかな)。
より汎用的な用語だと、ミニロータリーツールとかハンドグラインダだろうと思う。ここでは、ハンドグラインダとしておく。
開梱
ダンボールの中は、プラスチックケース。
早速開けようとしたのだけど、ロックがものすごくかたい。
力づくで開けるしかない。指が結構痛くなる。何度か開け閉めしていると、そのうち少しは緩くなるかな?
研磨ビットやバフなど、たくさんセットになっている。これの取り出しも、これまたものすごくかたい。普通に上に引き上げようとしても簡単には取れない。いろいろ試した結果、まずは、前に引き出して、そこから斜めに引き上げると楽(テコの原理で)。
バフの一番大きのを取り出してみたら、ケースの角に当たって変形している。ケースの構造上、どうしても当たる。
とりあえず、場所を入れ換えて当たらないようにした。
ドリルは数種類がまとまってプラスチックケースに入っている。これの取り出しも非常に固く、なんとか取り出して、元に戻そうとしたらプラケースにヒビが入ってしまった。
まだ本体を使ってみる前だけど、このケースに難有りって感じ。
試用
実は、最初にオファーを受けたのは別のもので、USB充電タイプのもっと小型のタイプだった。だけど、それとほぼ同じものはすでに持っている。
これは何年か前にAmazonで購入した。
これはこれで便利なんだけど、いかんせん非力。ちょっと硬いものを切ろうとするとすぐ止まる。穴あけでもプラスチックのようなちょっと粘り気のあるものも止まってしまう。3.7V仕様なので仕方ないのだろう。また、充電式でコードレスなのはいいけれど、稼働時間が短い。電池が交換できるようにはなっていないので、電池の寿命が装置の寿命か?
そういうわけで、せっかく試すならもっと強力なものがいいし、(ほぼ)同じものを試しても面白くないので、今回の製品をリクエストした。こちらのモータは18V仕様。回転数は無段階調整。
このツール、研磨やガラスなどへの彫刻など様々なことに使えるのだけど、ここでは、穴開けと切断についてチェックしてみる。そういう利用が私自身は主なので。
ガラスエポキシ基板に穴を開けたり切断してみたりした。
穴は難なく開く。ただし、ドリルビットは付属品ではなくて、別の手持ち品。ちゃんと切れるドリルビットを使えば全然問題ない。まぁ、ガラエポ基板の穴あけはUSBタイプの方でもできるが。
切断はダイヤモンドカッタで。こちらはUSBタイプの方では歯が立たない。ちょっと(数mm)切れたかと思うと止まる。今回のWL-800ならなんとか切れる。「簡単に切れる」かと期待したのだけど、残念ながらそこまでではなかった。ちょっと早めに進めようとすると止まる。ゆっくりじっくり進めれば切れる。とはいえ、ガラエポ基板を切断すると粉塵がすごい。でかいビニル袋の中で作業するとか、粉塵対策が必要。
回転が止まるときは、ACアダプタが定格オーバで電流をシャットアウトするようだ(電流計をつないでモニタした)。本体側に保護回路があるのかどうかはわからない。一旦止まると、しゃっくりをするような感じになってしまうことがあった。電源を切ってから再投入すれば回復する。ACアダプタの仕様なんだろう。
ちなみに、木材の穴開けも簡単(桐材なので、そもそも柔らかい)。
実使用レビューは、簡単ながら以上。
パワーについてはものすごく強力ということはないけど、ドリルや研磨としての使用には充分だと思う。
充電式のタイプは、たまに使おうとすると充電が切れていたり、使かっている途中で切れて作業が止まったりする(充電しながらは使えない)のだけど、こちらだとACアダプタで動くのでその心配はない。コードは大して邪魔には感じないが、コンセントがあるところじゃなきゃ使えないので、そういう点は不利。
道具としてはいいと思うが、ケースは改善を望みたい。
クーポン
今回もクーポンを用意してくれた。
- コード: BGd3fbd7
- 使用期限:
2021/8/31→ 2021/10/31(延長) - 適用価格: $26.99
ケースがイマイチとはいえ、$26.99はかなり安いと思う。
決済ページに多少変更があったようで、クーポンコードの入力方法がちょっと変っていた。決済画面で「Coupons」を開く(矢印のところをクリック)。
入力枠が出てくるので、そこにクーポンコードを記入(コピペ)。そして、「Use」ボタンを押す。
これで、クーポン適用価格になる。
商品ページはこちら。
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