ので、FT82-43によるフロートバランとFT50-43による強制バランの組合せでのGawantもどきのテスト。
ついでに、ローバンドモードでの下側の余裕を確保すべく、巻数を増やした(中間タップの先を13T→17T)。
無線機に繋いで内蔵のSWR計(反射電力メータ)を見ると、何となく落ちが悪い。特に、周波数の低い方。ということで、アンテナアナライザで測定してみる。
あれま。7MHzではSWRが2を上回っている。
10MHzはマシだけど、もうちょっと落ちて欲しいところ。
下の二つは14MHz。面白いことがわかった(詳細は図の下)。
上の図はコイルの巻数が多いローバンドモードでの特性(下を伸ばしたので14MHzはカバー範囲から外れるかと思ったけど、ぎりぎりカバーできた)。下の図は巻数少のハイバンドモード。巻数が少ない方が明らかに良い。インダクタンスを増やすのは良くなかったらしい。キャパシタンスを増やす方がいいのかも。
ま、それは一旦置いておいて、さらに上のバンドでの特性を測定しておく。
うーん、18MHzはいい感じだけど、21MHzや24MHzは以前より悪い感じ。バラン二段構えの影響か?
28MHzはものすごく良い。元々のアンテナが27~30MHz用(センタローディングコイル入り)だからか?
続いて、全体のカバー範囲はどうか?
下は、6.85MHzくらいまでだったのが6.1MHz位まで伸びている。その点は期待通りだけど、SWRが高い。
上は、特段の変化なし。
ということで、次回はローバンド側はコイルの巻数を減らしてバリコンの容量を増やす方法を考えてみる。
【追記】
14MHzで巻数の多い少ないで結果が違うのは、トランスの一次と二次との巻数比が変るからだと思う。二次側の巻数を増やしたけど、一次側を増やしていないので、巻数比が変る。つまりは、インピーダンス変換比が変る。なので、二次側の巻数を増やすのに合せて一次側の巻数も増やすようにすればいいのかもしれないけど、それは面倒なのでパス。
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