今回、平成28年12月期の第一級アマチュア無線技士の国家試験では、無線工学の新問が比較的多かった(5問ということらしい)。では、合格率はどうだったんだろうか?低かったんだろうか?待っていれば、そのうち結果の公表があるだろうが、ちょいと推測してみよう。
まずは受験者数。と言っても正確なところはわからないが、最も多いと思われる、日本無線協会での受験者は、受験番号から285名だろうということが分かる(4041075 – 4040791 + 1)。
とは言え、全員が受験したわけではないはず。では、実際の受験率は?QCQ企画の第一級/第二級アマチュア無線技士 受験状況 【平成 23 年 12 月期~平成 28 年 8 月期】を参考にしてみよう。
この直近三回(一年分)の受験率を算出してみると、73.7%、75.0%、74.6%と、概ね、75%程度であることが分かる。
これを先の受験番号数の285に割り当てれば、214名が受験者数の推測値。
では、合格者数は?日本無線協会の合格発表を見てみる。
先の受験番号に対応した合格者が赤枠内(赤枠外は、おそらく別会場(東京ファッションタウン)での受験者だろう)。この数を数えると86名。
ということは、86 / 214 = 0.40 で、合格率は40%程度と推測できる。
先のQCQ企画の統計の図を見ると、40%だったのは過去に一回だけ(平成27年8月期)。また、41%も一回(平成26年8月期)。高い方では55%を超えている回もあるので、やはり、今回は低い合格率だったのだろう。
コメント
新問が多いと、平均点が下がる傾向がありますね。
問題そのものの難易度は前回とはさほど変わらなかったのではないかと思いますが
前半に新問の例のQの問題があったりで、あれでペース乱した人も少なく無いでしょうねー
そのQの問題は、空欄三つの内の前二つがわかれば正答にたどり着くので、三つ目は惑わすためにあるのかなと。私は、あの図を見て「-3dBっていうことか、なるほど」くらいで流しました^^
こんばんは。
まずは、遅ればせながら合格おめでとうございます。合格確実なのはわかっていましたが、正式発表があったということで。
さて、やはり今回は合格率を落とす方向で出題してきたようですね。毎年必ず、というわけではないようですが、4月期・簡単、8月期・難しい、12月期はその中間で調整・・・というパターンで年間の合格率を一定にすると聞いていましたが、今年は簡単・簡単・難しい、というパターンだったのでしょうか。
ちなみに私も合格者数から合格率を計算してみましたが、関東地区のもう一つの会場は単体だと合格率がよくないみたいですね。受験番号が連続しているという保証はありませんが、東京ファッションタウン分の合格者の一番小さい番号と大きい番号から申込数・受験者数を推計、計算してみると、ファッションタウン単体では29%くらいにしかならないようです。全体の合格率、ひょっとしたら40%を切るかもしれません。
ありがとうございます。
TFTの方、そうなんですね。ただ、数(母数)が少ないと偏りが出る可能性がありますからね。日本無線協会の方が数が多いので全体の傾向に近いかもしれません。わかりませんけど。
こんにちは。やはり気になりますよね。
運営側?の視点で考えてみました(笑)
H24~H27の4年間の平均合格率は46.31%です。
(ちなみにH25が46.31%でドンピシャです)
ではH28年度も46.31%に合わせるとどうなるか・・・
4月期と8月期の平均が50.87%もありますので、
12月期はなんと37.27%まで落とさないと平均に追いつきません。
ただ年単位の傾向をみると1年おきに上下しています。
H24とH26が高め、H25とH27が低めの合格率ですから、
傾向的にH28は高めで良いはずです。
高めのH24とH26の平均が47.77%です。
これにあわせると今回12月期の合格率は41.56%ほどで辻褄が合います。
新問が多いと合格率が下がる…
やはり丸暗記?が多いのかな???
正確な合格率の発表は数ヵ月後になりそうですね。
注目していましょう(笑)
ちなみに新問5問と書いたのはvajさんも紹介されていた↓こちら。
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H28/H2812.html
新問5問に対し解説・解答されています。
ではまた。
合格率って、自分や、あるいは、他の誰かの合否に直接影響があるわけでもないのに、どういうわけか気になりますよね^^;
それから、問題の解説サイトですが、先日、今回の解説の中で誤記を見つけまして、メールしたところ、即座に修正してくださいました。今回の受験に際しても大変お世話になりました。ありがたいです。