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IPAを購入

手元のエタノールもIPA(イソプロピルアルコール/イソプロパノール)もほとんどなくなってきたので、IPAを発注。4月1日に発注して、今日(5日)到着した。

この際なので、4リットル、いってみた。

今の時期、「消毒用」と付いているものは軒並み品切れか、とんでもなく高騰(エタノールもIPAも)。なので、高純度のIPAを調達した。これなら、送料がかかるが、それを入れてもそれほど高くない。しかし、供給はやや逼迫している。

購入先はPayPayモール⇒ ガレージ・ゼロ 純度99.9%以上 IPA 4L

ちなみに、手元のある消毒用はこれ。相当古いが。

これは薬局で買った。その際に「どうして100%じゃないんですか?」と聞いてみたら、「純度が高いものは揮発性が高すぎて消毒には向かない」ということだった。どうやら、ウィルスを不活化(死滅)させる前に揮発してしまうらしい。そのため、消毒用は50%とか70%にしてあるそうだ。

ということで、消毒用として使う際には、50~70%に希釈して使う。

今回手に入れたものは純度が高いので、フラックスの洗浄用とか色々使えそう^^


【追記】

この記事を書いたら、消毒用としてIPAを使うことに関して質問をもらったりするようになったので、わかることをまとめておく。と言っても、私は化学に関しては素人なので、信頼できると思われる記事(メーカサイトや公的な記事など)のまとめみたいな感じで。

Q. IPAは消毒用として使えるか?

「消毒用イソプロピルアルコール」という製品がある。

Q. 消毒用イソプロピルアルコールの純度は100%ではないのか?

高純度の製品には次のような説明書きがある。

本液を50〜70%に希釈し、脱脂綿・ガーゼなどに浸して患部に使用する。

以前、たしか薬局で聞いた話なのでうろ覚えだけど、度数が高いとウィルスを不活化する前に揮発してしまうらしい。

Q. エタノールとIPAの違いは?

基本的にはどちらも同じように消毒用として使える。ただし、以下の違いがある。

  • IPAは親水性ウイルス(ノロウイルス、アデノウイルス)に対しては効果が低い。
  • IPAは脱脂力が強いため、手荒れを起こしやすい。
  • エタノールは酒税がかかるため高額(IPAなどを添加して非飲用として酒税を避けたものもある)。

Q. 消毒用と工業用のIPAの違いは?

ざっくり言えば、法律上の違い。

化学物質としては同じだと思うのだけど、メーカとしてはそういうことは言えないのだろう。上のページでメーカの方がたくさんの質問に答えてくれている。IPAそのものとしては同じであっても、残りの部分(不純物)が医療用として問題ないかとか、工業規格に適合するかとか、そういうところではないかな。

消毒用エタノールの不足の事態を受けて高度数アルコールの製造を始めた酒造メーカがいくつかでてきたが、これを「消毒用」とできないのも上と同様な法律上の問題だろう。

Q. プラスチック製品の清掃に使えるか?

アルコール類は使ってはいけないプラスチック製品が多い。注意書きを要確認。

CDなどのピックアップレンズをエタノールで拭くと曇ってダメになる。一方、IPAはこういう用途にも使える。

iPhoneの手入れにはIPAが推奨されている。

Q. 無水アルコールとは?

純度を99.5%以上に高めたものが「無水アルコール」。蒸留では95%程度が限界。これ以上高めるには脱水剤を加えて水分を取り除く。

Q. 市販の焼酎を蒸留するのは?

酒税法に抵触する恐れがある。IPAなどを加えて非飲用とすることで回避可能らしい。


ということで、ここではIPAの利用については、推奨も否定もしない。

自作
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