昨日のこの記事、
これについて、twitter経由でアドバイスを頂いた。さっとまとめておく。
- 端子とダミーロードの配線は極力短くすべし。
- 周波数に比例してSWRが悪化しているのでリード線の影響が大きそう。
- 高い周波数数では誘導リアクタンスが聞いてくるので、補正コンデンサを入れると良い(数十pF程度)。
出力端子とダミーロードの間の配線は極力短くした方がいいです。
あと、巻数が多いと高域では誘導性リアクタンスが効いてくるのでコンデンサで補正を掛けてみたら。方法はMコネのピンとグラウンドの間に小容量のコンデンサを接続します。容量は数十pFだと思います。— han01a (@han01a) October 16, 2016
外の端子でなく中の巻線の出力側に直結で測ってみたほうがいいように思います。1.9はコアの損失なのか巻き数不足かわかりませんが7から上はリード線の効き具合が周波数によって素直に上がっている感じが…
— JH8JNF/1 (@jh8jnf) October 17, 2016
配線を短くすべしは分かっていたものの、「この程度なら大丈夫じゃね?」みたいな感覚だっだ^^; 勉強になった。
補正コンデンサについてはなるほど。数十pF程度なら同軸ケールブルをコンデンサ代りに使うのがいいかなと思って調べてみたら、概ね100nF/km程度のようだ(3D-2V、5D-2V、RG-58/Uなどいずれも)。ということは、1mで100pF程度なのでケースに入れるのは無理。もし仮に入ったとしても、長すぎて別の影響がありそう。それに、補正コンデンサの入ったバランって見たことがない。
とまたtwitterに書いたら、@han01a さんが、ご自身が撮影なさった補正コンデンサ入りのバランの写真を見せて下さった。ブログへの掲載許可を頂戴したので載せておく。
なるほど。確かにコンデサが入っている。バランの自作記事はあちこちにあるけど、コンデンサが入ったのは見たことがなかった。勉強になる。
後は、使っているコアがNXO-100というよくわからないものなので、こいつのせいかもしれない。別のコアで試してみるつもり。
コメントを下さった、@han01a さん、@jh8jnf さん、コメントはせずとも暖かく見守ってくださった方々、ありがとうございます。
続き
コメント
「測定する時には巻き線の終わりから抵抗までの距離を短くしないと数値がズレる」と言うのは分かるのですが、アンテナにしてしまう時には関係ないのではないでしょうか。
端子に単線エレメントを繋いでアンテナにしてしまえばコア~単線エレメントまでの線は全てアンテナエレメントの一部になるだけなのではないかと。
意図を上手く理解できませんが、コアを出た先はアンテナになるので測定のために抵抗をつなぐなら配線は短く(極論すれば直結)せよ、ということです。コアの先はすべてアンテナです。
ですよね。
バラン作る時にはコアから外側の端子までの距離を短くとどっかで読んだので、何か意味があるのかなと思いまして。
あと線の長さが1/20波長くらいまでに抑えた方が良いと言う文も読んだことがあり、それはあくまで巻いている部分だけの話であって巻き終わりから端子までの距離は無視して良いと言うことですね。
バラン単体で測定する時に困るだけでアンテナの性能には全く問題がないと言うことが確認できて良かったです。
ありがとうございました。
同軸コネクタからバランまでの配線は極力短くしてください。極論すれば直結で。そこが長いとインピーダンスが乱れます。
ありがとうございます。
巻き線部から同軸ケーブルまでの間はケースの都合と私の半田付けの技術でできるだけ短く作っています。(25-30mmくらい)
このブログで得られたと書かれている「出力端子とダミーロードの間の配線は極力短くした方がいいです。」と言うアドバイスは巻き線部からアンテナへ接続する端子の間の長さと理解したため「アンテナになったら同じじゃないのかな」と思って質問申し上げました。
そちらの方は作業の都合でどうしても80-90mmほど必要になってしまうので、それも短くしないといけないなら困ったなと思っておりました。
こちらのブログはもう7年も前に書かれたものなのでJH4VAJ OMは既に安定使用されているのではないかと推察します。私は長期QSY組で今年に入ってから再開しました。
バランを作っては屋根に登りを繰り返しておりますが、今日でもうこの辺でいいかなと言うところまで来ました。
次はトラップコイルを色々試作していきたいと思います。(LCメーターやアンテナアナライザを所有していないので、カット&トライしか手段がありません)
随分前に書かれたブログへのご丁寧なご回答ありがとうございました。