先日、TSSに提出した変更申請の工事設計書に記載漏れを見つけてしまった。デジタルモードの電波型式の複雑さに気を取られて、28/50MHz帯でF2A、F3Eが抜けていた。
昨日、TSSに電話するも、担当者不在で連絡がつかず。折り返し電話ということだたけど、掛かって来なかったので帰社しなかったのかな?というか、保証認定の担当者ってお一人なんだろうか?
改めて、本日、再度電話。今度は担当者さんとすぐに繋がった。いつもの方。やはり、担当者はお一方?それはそれとして、工事設計書にミスを見つけたと伝えたら、「まだこちらで保留になっているので、修正したものを提出して下さい」とのこと。あれ?先週のはじめに電話で聞いたときには、その週の分として総通に送ってくれるような話だったのに。何も連絡がない(=問題なし)なのに、なんで保留中?と思ったら、付属装置諸元(修正版)でいくつか問題がある由。修正版を提出してから二週間も経つのに…。ま、おかげで、工事設計書の訂正は間に合ったわけだけど。
問題は、まず、RTTY。A2B時の副搬送波周波数に関して。いろんな先達の情報を見ると、上限を1,000Hzとしている方と1,200Hzとしている方がいらっしゃるので、「大は小を兼ねる」で1,200Hzとして提出したら、これが「高過ぎる」との指摘。両サイドに振るとこのサブキャリアだけで占有幅が2.4kHzになり、A2Bの占有周波数帯幅の許容値である2.5kHzに対して100Hzしか余裕がない。実際に変調を掛けたときに許容幅に収まるか、ということ。そういうわけで、ここは1,000Hzにとのこと。PSKのA2B時の副搬送波周波数も同様。
そして、FreeDV。これについては、TSSの担当者の方が仕様や前例等、いろいろと調べてくださり、最終的に、SSBではG1EとG7W、FMではF1EとF7Wで落ち着いた。ただし、F1EとF7Wは28MHz帯以上。基本的な考え方としては、デジタルSSTVやD-STARと同じになるとのこと(今回の申請ではD-STARは入っていないが)。それと、注釈として、FreeDVの公式サイトのURLを入れておいたが、これは不要とのことで外すことにした。
ということで、諸元表は次のように修正(クリックで拡大)。
この他、資料を見直していたら、送信機系統図に間違いを見つけたりしたので、これもついでに修正。遠隔操作に関して、送信所内でのリモート端末との接続に無線LANも含むことも明記しておいた。これらは、怪我の功名みたいなものか。
さて、こんどこそ上手く行きますように。
コメント
こんばんは。
なるほど、TSSを通すと一度添削が入るのですね・・・
私の方でもこれを少々取り入れて反映させていただきます。
PSKで1200Hz上限で記載していましたので、その辺りは直しておいた方が良さそうです。
ただ、F1E/F7Wで親モードをFMモードの場合に限ると変調された信号の帯域は元のFMのデビエーションと同じになってしまうので、それでいいのかなー?という気も少々いたしました。
TSS/JARDだと保証をする立場上かなり厳しくなるのは仕方ないのでしょうね。
余談ですが、通常のリグとして保証を受けて申請し、変更申請が通って新しい免許状交付後、付属装置の届け出は総通に直接提出されると早かったかもしれませんね。
ありがとうございます。
正直なところ、わからないことだらけですので、TSSの方が添削や調査してくださっているのはとてもありがたいです。時間がかかりすぎている点は問題ではありますが、私個人としては、机の周りを片付けないと無線機を置くスペースがないのが実情だったりしますので、時間的には急いでいません^^;
今は、RTL-SDRに適当なアンテナ(軒下に這わせたエナメル線)をつないで、SSBやCWを少し受信している状態です。デジタル系は、まだこれからです。
一つ思い出しました。
HFでのFreeDVの申請はTSSではまだ実績がないようなことをおっしゃっていました。