「安価なHFシンプルハンディ機、7/21のデュアルバンドSSB機みたいなのがあったらどうだろう?」という趣旨のツイートをしたところ、「難しいのではないか」という趣旨のコメントが多かった。
「入門機はV/Uハンディ」というのはやはり価格かな?
3万円くらいのシンプルHFハンディがあったらどうだろう?7/21あたりのデュアルバンドで。出力は2Wくらい。
高機能ポータブルもいいけど、こういうのを作るメーカはないだろうか?ないだろうなぁ…— jh4vaj/1 (@jh4vaj) September 2, 2019
確かに、7MHzでしっかり飛ばそうと思うとアンテナが大きくなる。「ハンディ機」という形態とのバランスが悪すぎる。逆にアンテナを小さくするとちっとも飛ばないだろう。また、ハイバンドはハイバンドで、コンディションが悪いという話もわかる。
しかし、実際にFT-818 / FT-817というリグが市販されているわけだし、IC-705の発表もあった。ローバンドのお手軽移動運用もターゲットに入っているんじゃないだろうか?ハイバンドにしたって、CBerの方々が500mW / A3E / ロッドアンテナという条件で現在も楽しんでいることを思えば、1~2Wの出力でも遊べるんじゃないだろうか?
などと自分の頭の中で想像しているよりも、実際にやっている人に聞いたほうが確実、ということで、アンケートしてみた。
FT-817/818を使って、SSBの移動運用を行っている方に質問。
Q. 主に使っているバンドはどこでしょうか?
複数選択ができないので、複数運用の場合もどれか一つで。
「その他」の場合はコメントで教えてもらえると嬉しいです。
また、アンテナはどうしているかも教えてもらえると助かります。
— jh4vaj/1 (@jh4vaj) September 3, 2019
結果は見ての通り。本当はもっとバンド数を増やしたかったけれど、Twitterアンケートは四択までしかできないので。
驚いたことに、最多は7MHz帯。なんだかんだ言って、実際にやっている人は7MHz帯を最も使っているようだ。アンテナはロングワイヤ+ATUとか、ダイヤモンドのRHM8Bと言った声。他には自作ZEPPとか、なんとフルサイズGPという方も。
その次に多かったのが50MHz帯。これは何となく分かる。昔からお手軽移動と言えば6mだったし。ダイポールはもちろん、ヘンテナなどのループ系や、HB9CVも比較的容易に展開できる。
21MHz帯はやや少なめ。と言っても、他のバンドと極端に差がついているわけではなく、やや少なめかなと言うところ。個人的には、7MHz帯よりも21MHz帯の方が多いだろうと予測していたので、これは意外な結果。このあたりになってくると、アンテナはGAWANTという声も出てくる。モービルホイップをお使いの方も。
この他、144MHz帯の声も多かった。個人的にあまり運用したことがないのでピンとこないけれど、2m SSBって結構人気のようだ。他のHFバンドで運用しているという方もいらっしゃったが、2mほど多くはなかった。
さて話を戻して、シンプルHFハンディ機。7/21に50まで加えたトリプルバンダが数万円程度でできたら、そこそこ需要があるんじゃないだろうか?それでも、商売になるほどではないだろうなぁ。何でもできる高機能機もいいけれど、シンプルな物もいいなと思うんだけど。
ということで、そろそろuBITXを仕上げなきゃ。ハンディほど小さくはないし、50MHz帯もないけれど、シンプル機には違いないわけで。
コメント